秋の気配が深まる明神池にて、恒例の穂高神社奥宮例大祭が行われました
山の安全を神に祈願するお祭りで毎年10月8日に開催され、「明神池お船祭」とも呼ばれています。
明神池の畔に鎮まる穂髙神社奥宮の御祭神は「穂高見命(ほたかみのみこと)」で、北アルプスの総鎮守、海陸交通の守り神、結びの神として鎮座します。
今年の例大祭は朝から生憎の雨模様となりましたが、関係各位をはじめ訪れた方々で明神池周辺は賑わいました。
午前11時より神官による祝詞、巫女による舞が奉納された後、雅楽の調べの中、平安装束に身を包んだ神官らが龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の2艘の御船で明神池を周遊。池の周りは大勢の人で埋め尽くされ、思い思いにカメラのシャッターを切っていました。
引き続き慰霊祭も行われ、今年の例大祭も滞りなく終了。
不思議なことに、桟橋より出発したお船が池を周遊している間は降り続いていた雨もいっ時止み、これも神様の御心かと思われる・・・まさに神域にふさわしい明神池での例大祭でした。
明神池お船祭りが終わるとぐっと秋も深まり、例年より時期が遅れている紅葉・黄葉も横尾〜徳沢〜明神〜河童橋周辺へと彩を増していきます。
今シーズンも残すところ1ヶ月あまり、秋本番を迎えた上高地へ暖かい服装で是非お越しください。
※掲載の写真は先日行われたお船祭りの模様。