穂高を背に、重厚感ある温もりのホテル
河童橋を渡り梓川添いの歩道を焼岳方面に向かって4軒目の建物、大正池方面から散策してくると、ウェストンレリーフを過ぎて最初に見えるのが上高地アルペンホテルだ。
直角に突き出た2つの大きな屋根が特徴の外観は、石積み調の柱がアクセントとなって重厚感を感じさせる。
白樺の木々に囲まれ、緩やかなスロープを上がった少し小高いところにある上高地アルペンホテルは、昭和29年(1954)創業。平成5年(1993)の全面改修を経て、現在は3代目の建物である。旧安曇村の村営施設だったが、平成17年(2005)松本市との合併で市営施設となった。
気の温もりに包まれて心地よい静寂と寛ぎのひととき
お客様をお迎えする吹き抜けのロビーは開放感にあふれ、客室は壁や天井の梁、室内の調度品に至るまで随所に木の温もりが感じられる造りになっている。個室は全室シャワーブースかバスルームが設けられ、より快適な空間で上高地の滞在を満喫できる。
木の温もりを感じさせる館内同様、落ち着いたアンバー調の色彩で統一された大浴場は、窓から見える木々の緑とのコントラストが心身ともにリラックスさせてくれる。こちらは午前・午後の時間帯で外来入浴もできて、登山帰りのお客様にも人気だ。
お楽しみがある、かも…
2階の廊下にぐるりと囲まれた大きな暖炉のあるロビーでは、音響効果もなかなか良いようで、時折ロビーコンサートが行われている。
ジャズ、クラシック、オペラ、アルプホルンのコンサートなど生の音色を身近で聞けるサプライズがあるかも…。
また、『上高地茜織り展』や特設販売なども定期的に開催。
「旅行雑誌やパンフレットなどで皆様が目にする上高地の風景は、多くが5月~6月頃の風景ですね。春から初夏にかけてのこの時期は、芽吹きや新緑、残雪の穂高などを見ながら散策にも大変良い時期す。」とは、支配人の坂上さんからの耳寄りな情報。
シーズン中多くの観光客で賑わう上高地だが、大自然のいろんな表情を愛でながら散策するなら、5月の連休が終わり、夏休みが始まるころまでの間も狙い目のようだ。
上高地アルペンホテルの施設情報
INFORMATION
- 宿 泊
- 客室数/27室(和室8・洋室9・和洋室5・ハイカーズルーム4・ユニバーサルルーム1)
チェックイン/14:30
チェックアウト/9:30
宿泊料金/19,250円~(大人1名1泊2食付き・税サ込)
- 食 事
- ランチ/2022シーズンは当面の間休業とさせていただきます。
(ロービーに設置のドリンクバーも当面の間休止となります)
- 売店・お土産
- 4月23日〜11月中旬 10:00~20:00
- 外来入浴
- 4月24日~11月14日
入浴時間/9:30〜正午まで(11:30受付終了)
入浴料金/大人1,000円(中学生以上)・
小人500円(小学生)・幼児無料
- お問い合わせ
- 〒390-1516 長野県松本市安曇上高地
TEL 0263-95-2231(※冬期0263-95-2231)
FAX 0263-95-2520