上高地の玄関であり、
上高地散策の出発点
釜トンネルを抜け、生い茂った木立の中をくぐり抜けると程なく視界が開け、穂高連峰全景が姿を現す。そして左手には焼岳が見える。焼岳は大正4年(1915)に噴火。噴出した熔岩や泥流によって梓川が堰き止められてできたのが大正池だ。 当時は広大な面積だったことから、「梓湖」と言われていたようだ。
池のほとりに位置する大正池ホテルは昭和28年(1953)に創業、約70年にわたり大正池と穂高連峰、そして焼岳を見守り続けている。 沢渡からのシャトルバスや観光バスで訪れる人々の多くは大正池ホテル前で下車。ここから河童橋を目指し遊歩道を歩いていく。かつては島々谷から徳本峠を経て明神につながるルートが上高地への道筋であったが、バス路線が開通して以降、ここが言わば上高地の玄関であり、上高地散策の出発点のひとつにもなっている。
大自然に囲まれた大正池湖畔のホテル
上高地の大自然に恵まれたホテル客室は全4タイプで、全室冷暖房完備。
大正池と焼岳を見渡せるお部屋からの眺めは格別で、まさに上高地の絶景を独り占め。2名様〜5名様でご利用いただけるデラックスルームはゆったりとした広さの客室と洗面・浴室・トイレをそれぞれ完備した贅沢なお部屋となってます。また、大正池に面したお風呂は男女共に湖畔や山々が見渡せ、ゆっくりとお湯につかりながら大自然の眺望が楽しめます。
上高地に泊まる。シャッターチャンス というご褒美
「当初は、田代橋のあたりまで池になっていたようです。100年以上経った現在では1/4くらいに小さくなって、立ち枯れの木々もだいぶ減っています。」 そう話してくれたのは大正池ホテル専務の田川正樹さん。「ここからの景色は絶好の撮影ポイントですね。夏は朝もやが幻想的だし、雨上がりもなかなかいい表情ですよ。朝5時から7時くらいが狙い目ですね。」シャッターチャンスを見逃さないためには、どうやら上高地に泊まって早起きするのがいいようだ。
上高地に泊まるもう一つの楽しみが星空である。
夜ともなれば懐中電灯無しでの外出は困難なほど上高地は漆黒の闇に包まれる。
つまりは星空観察に絶好の条件が整っているということ。
まさに満天の星は圧巻、感動ものである。〝星降るホテル〟と銘打った大正池ホテルでは、池のほとりで寝そべって星空を見るのに便利なベンチを貸し出していたり、星空観察会もおこなったりしている。
心も体もゆっくりできる自然体の宿
大正池バス停で降りるお客さんをみていると家族連れや年配の方に混じって、カメラを持ったカメラマンや若い世代のグループの方々も多く見られる。「インスタグラムなどで上高地の素晴らしい景色が共有され、興味を持つ人たちが増えたからでしょうか。若い女性同士のお客さんも多くなり、近場の散策だけでなくトレッキングや登山も楽しめるところが魅力のようです。」静かな湖畔の宿に滞在し、ゆったりとした時間の流れを楽しむ。早朝の大正池の澄み切った空気と景色を堪能するのも上高地に宿泊する魅力の一つではないでしょうか。
大正池ホテルの施設情報
INFORMATION
- 宿 泊
- 客室数/27室(洋室21・和室6)
チェックイン/15:00
チェックアウト/10:00
宿泊料金/16,500 円〜(大人1名1泊2食付き・税サ込)
- 食 事
- レイクビュー/7:00〜15:30(LO)
- 喫 茶
- レイクビュー/7:00〜15:30(LO)
- 売店・お土産
- 7:00〜19:30 *季節により時間変更あり
- 外来入浴
- 不可
- お問い合わせ
- 〒390-1516 長野県松本市安曇上高地
TEL 0263-95-2301 (※冬期 0263-33-7400)
FAX 0263-95-2522
- ホームページ
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