伸びやかでゆったりと響き渡るアルプホルンの音色、ヨーロッパアルプスを連想させるアコーディオンの軽快な曲をオープニングに、穂髙神社の神官によって山の安全と繁栄を祈願する神事が執り行われました。その後、鏡開きや地元保存会による獅子舞の奉納が行われ、上高地は本格的な観光シーズンのスタートを切りました。
いつもなら、長い冬の眠りから覚め…と言いたいところですが、今年の開山祭は4月に入ってから降った雪が歩道脇にまだ残っていて、今日のような寒い日ともなると、上高地の春はもう少し先かなぁとも思ってしまいますね…。それでも天気が良ければ日中は暖かいし、残雪の穂高連峰を目の当たりにすれば、いよいよ上高地シーズンが始まったなと実感します。
5月中旬頃には上高地の春を代表する花・ニリンソウが咲き誇ります。木々の芽吹きも始まり爽やかな新緑の季節へと移っていきます。連休明けから初夏にかけて「上高地ウォークラリー」も行われますので、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。平成から令和に時代は移っても、変わらぬ壮大な上高地の自然が皆様をお迎えいたします。
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